群馬県吾妻郡中之条町の伊勢町児童公園のグリッサンドは大永ドリームにとってエポックメイキングな現場でした。
公園は伊勢宮の直ぐ上です。
公園は伊勢宮の直ぐ上です。
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この滑り台が前世紀の終わり頃、ここに設置されていたのです。
これがこの旧滑り台の断面図です。鋼管を両側からアルミ合金の金物で挟みこんで、先端に滑り台の手摺となるポリエチレンの防舷材(ぼうげんざい)を取り付け、滑面はポリエチレンのベンチ材を使いっています。
当時はまだCADを導入する以前でした。
ポリエチレンは摩擦係数が低いので滑り台の滑面として好適な素材ですが、電気的な特性が良すぎる(抵抗が大きすぎる)ために静電気が逃げず、遊ぶと電撃を受けるのです。短い滑り台なら我慢できますがこのような長い滑り台では帯電防止スプレーを吹きかけても問題は解決しません。
もうひとつの問題は、熱による変形です。ポリエチレンの線膨張率はスチールの十数倍もあり、滑面が座屈しているのです。
当時はまだCADを導入する以前でした。
ポリエチレンは摩擦係数が低いので滑り台の滑面として好適な素材ですが、電気的な特性が良すぎる(抵抗が大きすぎる)ために静電気が逃げず、遊ぶと電撃を受けるのです。短い滑り台なら我慢できますがこのような長い滑り台では帯電防止スプレーを吹きかけても問題は解決しません。もうひとつの問題は、熱による変形です。ポリエチレンの線膨張率はスチールの十数倍もあり、滑面が座屈しているのです。

この問題を根本的に解決するには数年を要しました。まず素材を発泡ポリエチレンから帯電防止グレードの超高分子量ポリエチレンとしました。色が黒いのはそのためです。この素材をメーカーと共同開発したのです。素材自体が電気を通すので電撃を完全に押さえ込むことが出来たのです。
ポリエチレンのレールには鋼材を通し、熱による変形に対処しました。

より根本的な設計思想の革新は滑り台を滑走する物体の動きを事前にシミュレーションして、スピードとカーブに応じた適切な角度を計算して滑面を捻るのです。
この滑り台は13枚のレールから成りますが、直線部分を除いて全てが異なる形状をなし、手摺もまた異なる曲率半径で曲げることが必要です。
シミュレーションのグラフはクリックすると拡大します。
施工途中の画像です。まだポリエチレンのレールを嵌めこんでいないので構造が良く分かります。
厚さ6mmの鋼材は全てレーザーで加工されてました。加工データも運動のシミュレーションからPCがDXFを吐き出します。
スパンの繋ぎ目も滑らかに繋がっていることがこの画像で分かります。
製作・施工も大変な苦労の連続でしたが、ソフトウェアにも苦労したのです。
やっと完成に漕ぎ付けたのが1997年秋のことでした。
ポリエチレンのレールには鋼材を通し、熱による変形に対処しました。

より根本的な設計思想の革新は滑り台を滑走する物体の動きを事前にシミュレーションして、スピードとカーブに応じた適切な角度を計算して滑面を捻るのです。
この滑り台は13枚のレールから成りますが、直線部分を除いて全てが異なる形状をなし、手摺もまた異なる曲率半径で曲げることが必要です。
シミュレーションのグラフはクリックすると拡大します。
施工途中の画像です。まだポリエチレンのレールを嵌めこんでいないので構造が良く分かります。
厚さ6mmの鋼材は全てレーザーで加工されてました。加工データも運動のシミュレーションからPCがDXFを吐き出します。スパンの繋ぎ目も滑らかに繋がっていることがこの画像で分かります。
製作・施工も大変な苦労の連続でしたが、ソフトウェアにも苦労したのです。
やっと完成に漕ぎ付けたのが1997年秋のことでした。
遊び終わった子供たちには支持されていることが良く分かりました。この現場で製品化出来ると確信することが出来たのです。実際の滑走状況を動画でご覧下さい。

