メーカーだから出来る点検・修繕・更新のトータルサービス
近年、遊具の老朽化が急速に進み、それに起因する事故が報道され、遊具の安全点検の必要性が叫ばれています。国土交通省が1月9日に公開した「都市公園における遊具の安全管理に関する調査の集計概要について」という報道発表資料を見てもそれを裏付けることが出来ます。20年以上経過した遊具は4割にも上ります。そこで国は「都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業」を開始し、5年計画で自治体の事業を支援することを表明しています。
遊具の点検には公園管理者が行う「日常点検」と専門技術者が行う「定期点検」・「精密点検」があります。大永ドリーム株式会社は長年培った設計・製造・施工技術をベースに遊具の定期点検業務を行っています。
遊具の定期点検にはその遊具が長年の使用によってどれくらい劣化したかを判定する「劣化診断」と、現行の遊具の安全規準「JPFA-S:2008」に遊具が適合しているか否かを判断する「規準診断」とがあります。
それでは遊具の劣化とは具体的にどの様な状態を言うのでしょうか?

この滑り台のデッキ(踊り場)は縞鋼板が腐食して赤錆で盛り上がっています。

ブランコの吊り金具は軸受けのコロが脱落して軸の位置が合っていません。この様な状態で使い続けると異音がするだけでなく、金具の磨耗が急速に進みます。

ブランコの鎖(ロックチェーン)も金属同士が日々擦れ合っているので磨耗を避けることが出来ません。

ノギスを使用して残った鋼材の太さを測定して記録します。

部材の劣化は金属だけではありません。高温多湿の日本では木材の腐朽は急速に進み、外観からはその度合いを容易に確認することが難しいのです。点検ハンマーで叩いて音を聞き腐朽の程度を推定し、木材と地面が接しているときはシャベルなどで地面を掘り返して腐朽しているかどうかを確認する作業を行います。
遊具の構造が安全規準に適合しているかを調べるのが「規準診断」です。

この写真ではスケールを使って階段の手摺の間隔を測定していますが、日本公園施設業協会が開発した専用の検査器具を使用すると目盛の読み違えも避けられ、写真を見てどの場所がどの規準に合致しているか否かを直ちに判断することが出来ます。

柵などの間隔は100mm以下であることが決めれていますが、この器具が通過する場合は不適合です。

チェーンやネットの場合、この器具が通らないと不適合となります。つまり子供の体がすり抜けることが出来るか否かを判定しているのです。

このT型の器具は設置面から1mの高さで鎖の間隔が650mm以上あるかどうかを判定することが出来ます。

このステンレス製の器具は先端が8mm、根元が25mmとなっています。直径8mmの先端が入り、25mmが入らないような穴は不適合です。またスプリング遊具の点検ではスプリングの間隔が25mm以上あるかどうかを判定することが出来ます。

点検が完了した器具には、「点検済」であることが確認できるステッカーが貼付されます。
JPFA落下衝撃測定器の紹介

必要に応じてJPFA落下衝撃測定器を用いて、遊具等設置面の落下衝撃吸収性能を測定することも可能です。大永ドリームは公的研究機関の要請により公園の地盤・ゴムマット等の測定を行った実績があります。

この測定器は半球状の筐体内部に3軸の加速度センサーと、センサーからのデータを処理し、これを記憶し表示する装置が組み込まれています。表面の液晶ディスプレイはGMAX(最大加速度、単位はG)、落下距離(単位はcm)、HIC(頭部障害基準、無次元の数値で1000以下が望ましい)が表示されます。操作方法は簡単で装置をセットして自由落下させるだけです。