■ NC加工の概要と加工例
1 NC加工とは
NCとは数値制御(Numerical Control)の略称で、工作機械を数値データにより制御するシステムを指します。現在においてはコンピュータ数値制御(Computer Numerical Control) が一般的でCNCとほぼ同義です。この分野で一般的なマシニングセンタは固定されたワーク(加工対象物)に対してエンドミル等の回転する工具を使って数値制御によって加工を行い、複数の工具を自動的に交換するATC(自動工具交換装置)を備えた工作機械です。
ATC(自動工具交換装置)
導入したのはシンクス株式会社製ののNCルーター「20ZXGN」で、1.3m×3.1mのテーブルを備え、加工範囲は1.2m×3.0m、高さは250mmです。タレット式のATC(自動工具交換装置)には一度に6種類の刃物を装着して、極めて迅速に工具を交換しながら切削加工を行うことが出来ます。エンドミルチャックの規格はBT30です。
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工作機械の機能としては金属を加工するMC(マシニングセンター)と同じですが、木材はバイスで絞めて固定すると変形してしまいます。そこで加工対象物の固定はテーブルの下からバキュームで吸い付けているのです。言い換えれば大気圧で押し付けています。従ってワークはある程度の面積が必要となります。また金属を加工する時に必須である切削油を循環する装置は無く、替わりに集塵装置が標準装備されています。
2 高密度ポリエチレン(HDPE)の加工が主体です。
この機械は木材の加工用に設計されていますが、大永ドリームが主に加工しているのはアメリカ製の高密度ポリエチレン(High Density Polyethylene)の板です。
導入した木工ルーターにセットしたHDPE(48in×120in)
物性は以下です。
在庫のPE板の大きさは48インチ×96インチ(1219mmx2438mm)、厚さは3/4インチ(19mm)です。他に48インチ×120インチ(1219mmx3048mm)の規格の板も入手可能で、この大きさまで加工可能です。
3 これまで自社用に切削した例を以下に示します。
実際の加工状況を動画で示します。ATCが工具を交換しながら加工を進めるプロセスが分かります。
